[ あわら市 H様邸 ]

里山のテラス


施工ポイント

山林、沢、畑、田んぼ。里山の自然が多く残るこの土地に芝生のテラスをつくりました。ここで言うテラスとは、単に個人の庭に平坦な広場をつくるということではありません。庭空間そのものが里山の景色の中におけるテラスとして、風景の一部となるように。あくまで敷地の外の環境、建築など庭以外の要素との関係にこだわっています。 施主様のご要望に応じて庭を囲うためのフェンスを設置することになりましたが、高さを低く抑え透過性のあるデザインとし、外側の風景を積極的に取り込むようにしています。 当然、外側から見たときも閉鎖的なイメージを与えないように配慮しています。それ以外にも、もともとある大きな切り株を利用してベンチをつくったり・・・。 あたらしく庭をつくることにより、大切な景色が変わってしまわないことを心がけました。

(担当:坂下 晃司・松原 真紀子/2015年10月)

<< 前の記事に戻る次の記事を見る >>