■先日完成した庭です。
坪庭部は、フランク・ロイド・ライトの「落水荘」をイメージしました。
石版に水が滴り落ちる音がとても心地よいです。
目を閉じると、本当に森の中にいるような気になれます。
本来、人が庭でたたずみ、座る場所を考えるとき、理屈や計算ではないと思います。
公園のように、「ベンチがあるから座る」ではなく、「座りたい場所にちょうど腰掛ける場所がある」。
・・・というのを目指しましたが、上手くいったかどうか、今度施主様に聞いてみようと思います。
自然に溶け込んだ生活を送ることで、人も自分の心にごく自然に従えるようになる。
庭づくりをとおして、そんなサポートができればよいなと思います。
/坂下晃司