□冬真っ只中ですが、風邪などひいてはいませんか?
さて、年もあけまして「今年こそはマイホームを手にするぞ!」「消費税が増税する前に新築するぞ!」と意気揚々とされてる方もきっと多いことと思います。
まだ見ぬ自分の城を新築するということは、「今後の生活スタイルを想像して実践していく」ということに他なりません。
地震に耐える安全な構造、理想の間取り、効率的な設備環境・・・など、考えなくてはいけないことはたくさんあります。
ものすごくエネルギーを消費する作業であることと思います。
ようやくプランがまとまって、「さあいざ基礎着工するぞ!」という頃に、心身ともにヘトヘトになってしまっている方をよく見かけます。
そんな中、またさらに頭と体力とお金を使わなくてはいけないことがある、と気がつきます。
そうです。
「外構工事」です。
残りの予算も限られ、考える余力もままならない中最後の外構工事を迎えなくてはなりません。
こんな感じで、どさくさ紛れに建物の外廻りをおろそかにした結果、「せっかくのお城がもうひとつ残念なものになってしまった。」という例をたくさん知っています。
また、力尽きて、駐車場がいわゆる「砂利のまま」になっているお宅もちらほらと・・・。
・・・というように、まだまだ一般的には「建物をつくった残りが庭・外構」のように考えられています。
建ぺい率50%の敷地であれば、そこに建物を建てるのと同時に50%の余白が生まれます。
この余白こそが大事なのです。
書道などからもわかるように、日本人は元来、余白に「美」を見出します。
建物と切り離した後付けも良くなければ、まちなみを無視した自己満足だけのものでも良くありません。
非常に難しいとの同時に、作り甲斐のある、とても面白い部分です。
庭と建物やまちなみとの関係が、豊かな暮らしや良質な景観を生み出し、愛すべきこのまちに暮らす子供たちの原風景になります。
そういったことを意識して考えた結果、やっと素晴らしいといえる新築住宅が出来上がるのではないでしょうか?
僕ら緑香庭のデザイナーは、常にそれを念頭に置いて仕事に取り組んでいます。
いよいよ、明日から緑香庭にて外構・お庭の相談会を行います。
これから家を新築される方・建築中の方はもちろんのこと、建築後で外廻りが手付かずの方、お庭の改修をお考えの方。
いずれの方でもご来店をお待ちしております。
庭づくりをとおして、僕らといっしょに素晴らしい福井の未来をつくりませんか?
/Ko(設計・デザイナー 坂下晃司)