建て替え前からある庭と、新しい建築との境界を曖昧にするような造園を心がけました。思い入れのある庭石を用いたり、既存の庭木とのバランスを調整したりと工夫を凝らしました。建築のボリュームを抑えるため、エントランスには大きめのアオダモとナツハゼを植えています。 当邸が建つ熟成されたこの住宅街は、そのものがニューエイジと受け継ぐべきモノとが混沌としています。この二世帯住宅の在り方が、周辺のベンチマークとなるよう「わくわく」と願います。 　●建築設計;アイ設計事務所 　●建築施工;永森建設株式会社

（担当：坂下　晃司／2015年04月）