縁側越しに庭を望むと

平成27年7月着工で、植栽工事を残すのみだったあわら市でのお庭改修工事。
季節をまたぎ、木を植えるのにも良い時期になったので、
先日、その植栽工事に伺いました。

7月の着工時の記事はこちら

景色が変わっていくおもしろさ
http://ryokkatei.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

日本家屋の縁側からお庭を見せて頂きました。

中央に既存のマツがこの庭の主役のように佇んでいて、
お施主さまと「残してよかったですね」、としみじみ眺めていました。

長年ここで育ったこのマツに代わる木はなかなかありません。
もしここに、一般的にカタチのいい株立ちの落葉樹など植えてたらどうかな、
と想像しましたが、よほど風格のある樹木じゃないと物足りないです。

[平成27年10月 植栽前]


[平成27年10月 高木の配置(仮置き)]
とっぷり日も暮れてきました


もともとあるスギの高木から光のシャワー
とっても気持ちのいい空間です。
写真右に見えるコナラは、
緑香庭の展示場で窮屈そうにしていましたが、
こちらのお庭にやって来て、一気に輝きはじめました。


社長が市場で仕入れて来てくれたイロハモミジ。
自然な枝ぶりでこちらのお庭にぴったりです。


テンポよく、重くてボリュームのある高木を配置していきます。
緑香庭の職人たちの仕事ぶりは本当に見事です。
(これはもう、自慢です 笑)

数ある庭の工程の中でも一番好きなのは、やっぱり植栽工事です。
そして、自然をお手本にして庭を造っていく「造園」の仕事って、
本当に素晴らしい仕事だな!と実感した一日でした。

その素晴らしさ、ちょっとは伝わりましたか⁇

緑香庭 福井本店 / 松原

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