樹木の在り方

■現在施工中の現場です。
通常は、外構が全て完成してから植栽などの造園作業を行うことが多いのですが、
今回は、現場の条件や工程などの問題から、高木の植付けを先に行いました。
まだ荒れた土地にそびえ立つ様を見ていると、樹木のたくましさを感じます。

①

樹木は「生き物」であって、「置き物」であってはいけないのです。
完成された場所に樹木を投入していると、
「これをシンボルツリーにしてアクセントをつけて」とか、
「外構の欠点を隠すように植えよう」とか、
・・・つい、デザイン上のパーツとして樹木を扱ってしまいがちになります。
何というか、このまだ未完な状態で植栽を行ったことにより、
そういった雑念は持たずに、「生き物」として向き合えたようなそんな気がします。

/坂下晃司

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