彼らの美学

■先週、呑み会の席にて職人さんたちと造園について語り合いました。
仕事の話はしないでおこうと思っていたのに、
「住宅の造園における現在(いま)のスタンダードは何よ?」
なんて難しい事をO江先輩N尾クンが聞いてくるので、
色々と考えさせられちゃいました。

例えば、美しい秋の庭に佇む(たたずむ)とき、
ボクらは自然美を味わっているのか、
それとも造園の美を味わっているのか。

つくり手としては、造園という芸術美に感動してほしいのだけれども、
追求しているのはあくまで自然の摂理に従順である事であり、
そこにこの仕事の矛盾と魅力があります。
その辺で皆、それぞれ考え方や哲学が少しずつズレているのがわかり、
とても興味深かったです。

①
●鶴仙渓(石川県)

・・・それにしても、
一滴も呑まずにあそこまで熱く語るO江先輩をボクは尊敬せざるを得ません。
(普段は物静かなのに、昔は赤いブルーバードに乗ってCABINをふかしていたそうです。
油断していると火傷するホッカイロみたいな人だ。)

/坂下晃司

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