■住宅に植栽は欠かせません。
現在施工中の庭では、植栽が比較的多めに計画されています。
風が吹いても動じない建物に、生きた樹木が、同じ敷地の中で融合すると住宅が動きだします。
樹木は一日をとおして敷地に光と陰をもたらします。
四季をとおして姿形・色を変えていきます。
年月を重ねるだけ成長します。
樹木があることで、住宅はいろんな表情を持つことができると思っています。
(ちなみに樹木を植えると、住宅の資産価値が上がるといわれています。)
そして、何より樹木は呼吸をしています。
建設業界の中で、こうした「生」のものを扱えるのは造園業だけです。
人工的で画一的な社会に「柔らかさ」と「豊かさ」を与える素晴らしい仕事だと思います。
そんな想いを抱きながら、日々励んでいます(・・・いるつもりです)。
/坂下晃司