こんにちは。緑香庭スタッフの栗本です。
みなさんお花見はもうされましたか?
昨日、嵐が去ったと思ったら地面にたくさんの花びらが・・・・
まだ満開には時間があると思っていた私は少し淋しくて。
華やかな景色から直に葉桜へと様変わりだなぁー。
今日は私がさーっと読んだ本の中から一つご紹介します。
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残る桜 散る桜
水面に桜の花びらが舞い散って、筏のように流れていく・・・そんな様子を花筏といいます。
美しい春の風景ですね。
咲いている花を愛でることは誰でもしますが、散る花、散った花を愛でる人は少ないかもしれません。
桜吹雪、桜の雨、飛花、そして葉桜。
その時々の桜を、人々は言葉に写して愛してきました。
どんな姿になろうと、桜であることに変わりはないのです。
~ 散る桜 残る桜も 散る桜 ~
良寛和尚の辞世の句のひとつです。
そう、みんな桜。咲こうとも散ろうとも、愛すべき桜です。
山下景子 『美人の日本語』 より
みなさんも庭に出てそんな気持ちで桜を眺めてみてはどうでしょう。
いつもとは違った桜を味わえるかもしれないですね。